先日、職場で人参(にんじん)の選別作業をしている時に、腰が痛くなってきました。(私は時々腰が痛くなります。)
そこで、私は腰が痛くなったときやつらくなった時に、行う体操をはじめました。ちょっと足を開いて、上体を左右にねじる運動(というか体操)です。
私の向かいで、同じく人参(にんじん)の選別作業をしている女性(恐らくは30代)が、私に向かっていいました。
「それを今やらないで!」
人参の選別作業では、目の前をにんじんが流れていきます。その中で、腐ったものやキズのめだつものなどを、取り除くのが、その日の私とその女性の仕事でした。
にんじんの流れにはむらがあり、いつも均等の量が流れてくるわけではありません。「にんじんの量が少ない時はともかく、人参(にんじん)がたくさん流れている今はその体操をしないでくれ」というのが彼女の言いたいことだったと思います。
彼女の言っていることは正しいと思います。どうせ体操するなら人参の量が少なくて、余裕のある時にするべきです。
また彼女は、「仕事中はその体操を絶対にするな」と言っているわけではありません。にんじんの量が多い今はやらないでくれと言っているわけです。だから彼女は、腰が痛い自分への気配りというか配慮はできています。
彼女の言っていることは正しいし、気配り・配慮ができる点でやさしさもあります。
だから彼女は素敵な女性です。
年をとっていて女性に縁がない私(独身で老後が不安)が、若い素敵な女性に声をかけてもらえるだけでありがたいことです。
何年か前に、林修という予備校の先生の「今でしょ」というフレーズが流行語大賞のひとつに選ばれいたような記憶があります。
「それを今やらないで」というのは 「今でしょ」の反対語なのではないかと、後になってから気づきました。
彼女が本当に「それを今やらないで!」と言ったのかどうか、実は記憶があいまいでよく覚えていないのです。もしかすると「それは後にして!」 だったかもしれません。
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