2017年3月29日水曜日

車内でタバコを吸う人を車に乗せた

私は、タバコを吸う人ではありません。

以前に、自分の車の後部座席に、同じ会社の人を載せたことがあります。

その人は、私の車のゆったりとした後部座席にひとりで座ると、「あー快適だ。これでタバコが吸えたら最高なんだけどなー」というようなことを言いました。

私は、「どうぞ、タバコを吸っていただいて結構ですよ」と言うべきかなと思いましたが、そのような気の効いたことを言える営業マンのタイプではないので黙っていました。実は、タバコを車内であまり吸ってほしくなかったというのもありました。

しばらくすると、その人は「タバコを吸ってもいいかな。それともこの車は禁煙なの?」と聞いてきました。私は、気が小さいので、「禁煙です。」と言うことができずに、「いいですよ。」と言ってしまいました。

車内にタバコの煙の臭いが立ちこめた時に、私は後悔しました。思ったよりも臭いが強かったためです。窓を開けたいと思いましたが、そうすると自分がタバコの煙をいやがっていることが、相手に伝わってしまうと考えて、窓を開けずに我慢していました。


その日の夜に、後部座席から使える灰皿(運転席と助手席の真ん中の後ろ側にあった。)の中身を「面倒くさいなあ」と思いながら捨てました。

この経験で気づいたことが2つあります。

ひとつめは、自分の車には後部座席でタバコが吸えるように小さな灰皿がついていたということを発見したということです。今までそんなものがあったことを意識したことがありませんでした。

もうひとつは、以前にその人とは別の人を車に乗せた時のことを思い出して気づいたことです。やはり同じ会社の人でその人も普段からタバコを吸っている人でした。にもかかわらず、その人は私の車に何回も乗ったのに、いっさいタバコを吸いたいという様子を見せたことがなかったということです。
タバコを吸いたい様子を見せなかったその人は、実は私に気を使ってくれていたのだなということになんと気づいたのです。







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