2015年1月12日月曜日

認知症と高血圧と糖尿病の関係について(NHKチョイスより)

2014年1月10日(土)PM8:00~  NHK Eテレのチョイスという番組より


今回は認知症が高血圧と糖尿病が関係あるというお話でした。

認知症には、大きく分けて血管性認知症とアルツハイマー型認知症のふたつがあるそうです。

血管性認知症の場合には、高年期というよりもむしろ中年期の血圧改善がネックとなるようです。

 糖尿病だと血管性認知症もアルツハイマー型認知症も関係あるということです。

喫煙も認知症と関係あるとのことです。禁煙が正しいチョイスだそうです。

アルツハイマー病はいつから始まっているのかという研究をワシントン大学ベートマン教授が行なっています。(ダイアン研究)アルツハイマー病は、発症する20年以上も前から始まっているということです。

アルツハイマー病が発症する20年前には老廃物アミロイドβが溜まります。

アルツハイマー病が発症する10年前には海馬が縮小します。


認知症予防のためには、運動することがよいとされています。運動すると脳に変化がおこり、例えばウォーキングで海馬が大きくなるそうです。(ピッツバーク大学エリクソン教授)

どれくらい運動すればよいかというと週3回30分~40分、息が弾む程度の激しさだそうです。

また歩くのが遅い人は認知症になる確率が高いそうです。

(カナダ ウェスタンオンタリオ大学)

脳の前頭葉は歩くことに関係しており、歩く速さは前頭葉のダメージの指標となります。バランス感覚が悪くなると歩くのが遅くなります。


オランダのラドバウト大学 ジャーゲン クラッセン教授によれば睡眠不足の人がアミロイドβの量を測ってみると多かったそうです。

睡眠不足は、バッドチョイスと言えます。


アミロイドβは、昼間の脳の活動の活発な時期にたまりやすく、夜の間に寝ている間に排出されることがわかっています。

また、記憶の定着に睡眠が関係しているとも言われます。

認知症を防ぐ食事のチョイスがあります。それは牛乳などの乳製品です。

九州大学の久山町研究チームでは、牛乳、運動、高血圧・糖尿病の改善により、認知症のリスクを50%軽減することができると言います。

牛乳が認知症を防ぐのは、たんぱく質、ビタミンB、ミネラル(マグネシウム、カルシウム)が含まれるからだと思われます。

一日コップ一杯の乳製品またはヨーグルト150g ぐらいががよいとされます。

なお、乳製品と一緒に和食をとることがよいようです。(野菜、大豆、海草、魚)


ウィンストンセーラムにあるノースカロライナ州ウェイクフォレスト大学のスザンヌクラフトさんによれは、インスリンでアルツハイマー病を治療できるのではないかと言います。

アルツハイマー病は、脳がエネルギー不足になる脳の糖尿病ではないかというのです。

インスリンは細胞が糖を取り込むために働きます。

鼻からインスリンを注入すると、脳だけにインスリンが届くそうです。









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